キリマンジャロ登ってきました!【後編】

タンザニア🇹🇿

こんにちは、Hirotoです!

今回は、キリマンジャロ登頂【後編4日目〜6日目】です。

前編がまだの方はこちらをお読みください!

それでは、勝負の後半戦です!

4日目!

しっかり朝5時半に起きて、極寒の中瞑想とストレッチを済ませます。

4日目とはいえ、テント泊にも慣れてきてしっかり休めていたので、身体の不調は全くありませんでした。

実は別の件で嘔吐とかは結構していたのですが、それは【おまけ編】で書いていこうと思います。

7時45分

4日目の出発です。

まず最初の1時間ちょっとはひたすら崖を登っていきます。

他のツアーの人たちをサクサク抜いて行ってどんどん進みます。

おそらくガイドのマークも若い男の僕1人だから気楽なのでしょう。

1時間ちょっとでようやく休憩所へ到着です。

この雲海は絶景すぎる!マークも楽しそう笑

奥に見えるのは隣町のアルーシャにあるメルー山で、5000m級の山です。

15分ほど休んでまた歩き始めます。

荒野みたいなところをひたすら歩きます。

たまに振り返ると遠くから来たんだなぁというのが実感できます。

そしてこの時マークに衝撃のことを言われました。

『ちょっと電話するから先行っててくれ』

「え、ひとりで??笑」

『そうだ。歩き続けろ』

というやりとりをし、一人で歩いていくことになりました笑

登山素人を一人で先に行かせるのはガイドとしてどうかとは思いますが笑

しかし一人だと案外気楽で、ルンルンで歩いてスタスタ行けちゃいました。

約1時間半一人で歩いてたら、なんとマークなしで到着予定地のバラフキャンプに着いてしまいました!笑

入口でマークを待っていたら5分後くらいにに汗だくになって鼻息の荒いマークがようやく到着して、

『お前は俺を殺す気か!笑 早すぎるだろ!笑』と言ってきました。

いやいや見晴らしがいいとはいえ、登山素人を一人で先に行かせるマークの方が殺す気なんじゃないかと思いましたが、

『お前は日本に帰らないでガイドをやった方がいい。タフな身体だな』

と、やたら褒めてくれたのでまあ許してやりました。

12時35分

そんなこんなで約4時間の登山を経てバラフキャンプへ到着です。

相変わらず絶景です。

残すは山頂へのアタックデーのみ。

ランチを食べて午後は寝ろと言われます。なぜなら、23時起床の0時出発ですから、、笑

結局テント内が暑すぎて午後は寝れず、夜ご飯を食べ終えて20時頃にはアタックデーへの期待と不安を胸に抱きながら、眠りにつきました。

5日目 アタックデー!

23時00分

起床です。睡眠はたったの3時間。起きて瞑想とストレッチをし、ポップコーンを食べて、ホットティーを飲みます。

キリマンジャロ登山が過酷な理由の一つに、ここで寝れずにほぼオールでアタックして体調を崩す人が多いこともあげられます。

なんせ、もう何日も歩いて5日目ですから。

0時5分

真っ暗闇の中ヘッドライトをつけて出発です。

他のツアーの人たちも続々と準備をして出発していきます。

期待と不安を胸に、ただひたすら登り続けます。

しかし事件発生

急激な腹痛に見舞われました。

やばいです、これじゃ登れないです。

マークに伝えたら全部出してこいとのことだったので、岩陰に行って、下からすべて出してきました。

岩影には似たようなものがたっくさんありました。

標高約5500mで、この満点の星空の元、キリマンジャロに僕の魂の一欠片を残せたことを誇りに思います。

お腹も治り、またひたすら登り続けます。ちらほら雪も出てきて極寒です。

いつ着くのかもわからない、真っ暗の中進み続けるのは本当に辛いです。

それでも何度も何度も自分を勇気づけます。

この登山ではいつもそうしてきました。

いや、今までの人生で辛い時はそうしてきました。

俺には俺がついている。

「俺ならできる、必ずできる、、一歩一歩進めば必ず到着する、。」と。

マークも『諦めるな。No Pain No Gainだ』(痛みなくして得るものはない)と何度も声をかけてくれます。

その言葉を胸に登り続けます。

体のコンディションは悪くない。

一歩、、一歩、、確実に。

俺は無敵だ、最強だ。絶対負けない。日本にたくさんの友達もいる。大切な家族もいる。応援してくれてる人もいる。俺ならできる。俺ならできる、。俺ならできる、、、。

着いた!!!!

5時7分

登頂成功です、、!!

まだ日の出はしてないけど、なんとか登り切ることが出来ました!

5895mは考えられない程の高さです。

マークと抱き合いました。

コングラチュレーションと言ってくれました。

鼻水とか出まくってたけど気にしません。

日の出まで寒い中待って、ようやく日本の国旗を掲げて写真を撮ることができました。

山頂からの景色も絶景です。正直写真では伝わりません。

美しく、素晴らしすぎる景色。

高いお金払って時間かけてきた甲斐がありました。

この感激はどう表現すれば良いのか分かりません。

しばらく山頂からの景色を眺めていました。

もう一生観ることはないだろうこの景色を目に焼き付けることができました。

下山開始

6時15分

登頂したその足で下山開始です。

やはり下山はきついし、睡眠不足で体力もほぼなかったのでフラフラの下り続けます。

それでもすれ違うタンザニア人ガイドやポーターに、『コングラチュレーション!』と言われてグータッチする気持ちよさは最高でした。

8時50分

3時間近くかけて、ようやくバラフキャンプまで下りました。

ご飯を食べて1時間半休憩した後、また下山します。

そこから4時間かけて、マチャメキャンプまでおります。

14時30分

この時点で標高は約3000m

半日でここまで下りられるのだと驚きました。

しかし疲れすぎていたので、テントについたらすぐ寝袋で爆睡してしまいました。

そりゃそうです。15時間近くずっと動いてたので。

5日目は夜ご飯を食べて、そのまま終えました。

6日目 最終日

最終日もしっかり朝起きて瞑想とストレッチをします。

朝食を終えたら出発です。

7時10分

下山開始

やはり山の麓は雨模様。そして相変わらず早歩きのマーク。

はやすぎだろぉ、、

と、たまにイラッとしながら下りました。

ものすごいスピードで下山していきます。

約2時間で到着ゲートが見えてきました。

そしてついに、、、

9時20分

下山完了!!

無事に下山することが出来ました!

体調ばっちり、怪我なし(唇の日焼けだけ)病気なし。

パーフェクトです!!

やっぱ俺は無敵だった。

そこから車でツアーオフィスまで戻り、登頂証明書を貰って、すべて無事に終了しました。

宿に戻って、一度も取り替えなかった服のランドリーを依頼して、6日ぶりのシャワーを浴びて、ベッドで爆睡しました。

幸せでした。

まとめ

何とも言えない達成感を味わうことが出来ました。

この経験は一生ものです。

この世界放浪の旅で一番大きなチャレンジになるんじゃないかと思っていましたが、しっかり終えることができてよかったです。

先は見えないし、辛いし、苦しいし。

それでも一歩一歩進めば必ずゴールが見えてきて、たどり着くことができる。

それを改めて実感することができた経験でした。

僕のためにたくさんサポートしてくれた、問題児ガイドのマーク、ポーターのダルウィッシュと若手くん、コックの、レオナルド。

4人には大きな感謝を示したいです。

ガイドのマークについては散々言ってますが、ぼくはこういうちょっとヤンチャなやつが好きです。おまけ編を読むと、よりわかるようにしたいと思います。

応援してくださった方々ありがとうございました。

そしてキリマンジャロ登頂できるくらい丈夫な身体に育ててくれた両親にも感謝したいです。

まだまだ旅は続きますが、少し休んだらまたどんどんチャレンジしていこうと思います。

ちょっと数日間はこのモシという街で休みます、、

おまけ編はガイドのマークの文句や食事、トイレについて、あとは実はこうだった!的ないろいろなエピソードを書いていますのでこちらもどうぞ!

長い文章読んでいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました