こんにちは、Hirotoです!
登頂の記録については、【前編】と【後編】の二つにまとめてありますのでそちらをお読みください。
今回は、キリマンジャロシリーズファイナル【おまけ編】です。
これ結構面白いです笑
無事に下山してはいるんですが、実はガイドのマークにムカついていたり、頭痛や嘔吐があったりした時もありましたので、それらのことについて書いていきます。
ぜひご覧ください!
内容はこのようになってます👇
問題児ガイドのマークくん
僕は、「Summit 2 Sand Safaris」というツアー会社を利用しました。
適当に決めたわけではなく、事前に調べておいた会社です。
そして、今回僕についてくれたガイドは、
はい、彼です。マークくん。

素敵な笑顔です。撮ってくれって言ったくせに写真くれって言われてないので、ただ僕がこの画像を持っているだけという状態の今です。
彼、もともと日本人からの評判がすこぶる悪くて、以前の日本人登山客が会社にクレームをつけているほどです。しかも複数例。(一度クビになっという噂もあり)
まあそれは知ってたのですが、小さい会社なので今回僕のガイドもマークになってしまったというわけです。
彼は、どう見ても僕より年上で、ヤンチャで陽気で強気なアフリカ人という感じです。
基本うるさいです。
ポレポレ(ゆっくりゆっくり)では全くありません。ノーポレポレです。早歩きです。彼もしかしてせっかちかもしれません。
僕は毎日、キャンプを他の登山客より早く朝一番に出て、次のキャンプ地へ毎回一番につきます。
出発する時間も早いので、僕が登山してる時は、他の登山客は全くいなくて、先に行ってテントを張ったりする他のツアー会社のポーターさんたちと登山している感じでした。
アタックデーなんて、僕よりずっと前に10組以上いたのに、山頂に着いた時は2位でした。
しかもマークは登山中基本的にそこにいたやつ誰にでも話しかけます。
その人たちと話しながら登っていくので、タンザニア現地人のペースな訳です。そりゃ早いですよ。
僕はそれに必死にトコトコついていく毎日でした。それはそれできつかったです。
他には水飲み休憩が少ないです。登山中は1時間くらいに一回、下山なんてもはや休憩取る気なさそうでした。僕は自分のペースで1時間ごとくらいに「ヘイ!マーク!水飲ませてくれ!」と言って飲んでいました。
まあ、そういうと『おお、いいぜ!飲め飲め!』的な返事がきます。
いや、そんならあなたがもう少しコントロールしてくれ、、と思いました。
あ、あとガイドのくせに時計持ってないので、僕の腕時計で時間を確認していました、笑
あとは、登山素人の僕に『電話するから一人で先行ってて』とか、休憩の度に消えてたばこを吸いに行き、途中のキャンプ地での休憩ではひたすらにその辺のポーターや、ガイドに話しかけ続けてどこかに消えて行ってしまいます。
マークというガイドはそんな男でした。
でも僕はマークで良かったと思っています。
変に優しくされるのもなんか嫌だったし、俺に着いてこいっていう感じの男なので、僕の心が奮い立たされて必死になることができました。
基本は陽気なので、登山中はたくさん話したし、日本のこともよく知ってたし、色々笑い合ったしなんだかんだ楽しかったです。
毎晩次の日のスケジュール確認をし、服装も確認し、質問はないか?と言っておやすみをします。
彼は悪気があって上記の行動に出ているわけではなく、もはや彼の本能そのものの行動だったのだと思います。
あ、でもマークは日本人女性の名前を20人くらい覚えていました。笑
あとバンコクの女が好きだとも言ってました笑
前述した通り、ガイドとしてどうなの?っていう場面がたくさんありましたが、登山経験は豊富だし、僕は登頂できたし、なんか僕のリズムにも合っていた気がした(他の客に合わせてダラダラ登るのは嫌だった)ので、彼には感謝しています。
ただ、これからキリマンジャロ登山を考えている方は十分に検討の余地があるとは思います。女性とかは多分きついです。女性がいたら変わるのかも?しれませんが、、。
でも今回マークとはとても良い関係のまま終えることが出来ました。
マークでよかった!
マークありがとう!俺はあなたのその感じが好きでした!
食事について
食事は毎回コックのレオナルドが作ってくれて、ポーターのダルウィッシュがいつもテントまで運んできてくれました。

アタックデー以外の日は正直、登山はきつくなかったです。
その中できつかったのが、食事、、。
何がきついって出てくる量が尋常じゃないんです。これでもかっていうくらい山盛りで出てきます。
写真で見るとそうでもないですが、実際は本当に多いです。
現役の高校生の量以上食べさせられた気がします。
たくさん食べてエネルギーをつけるんだ!と何度も言われたので、なるべく完食しようと必死に食べました。
しかし、逆に過食によって、3回ほど嘔吐しました。
毎日出てきたキューカンバースープはもう匂いを嗅ぐだけで多分吐きます。
てか、キューカンバーって全然栄養ないからいらなくね?って思ったのは下山してからなのは黙っておきます。
まあそれほど辛い思いをしました。まずいわけではないんだけど決して口に合うものではない、、。
お陰様で、登山中にお腹が空いているという状態は起きなかったのですが、常にお腹の中に何かが残ってる感じ、、。
ただでさえ、旅で食が細くなってる僕にあの量は、僕の胃袋は強烈なダメージを与えました。
もう夜ご飯か、、もう昼ごはんか、、まだ入らないよ、、という毎日でした。
なんならアタックデーの日はお腹を壊して標高5500mで満点の星空の元、野糞をしています。
トイレについて
まじで汚いです。
トイレなんて便器というものはなくただ個室に四角い穴が空いているだけのものです。
臭いし思い出したくもないレベルです。
でもおかげでもうどこでもトイレができるようになりました。
写真は撮りたくなかったので、興味ある方は他の旅人ブログから探してみてください。
登山中は、岩陰や木陰に行くと、そこに大なり小なり用を足した形跡があります。
それはそれで自然と一体になったような感覚になり気持ちの良いものです。
ここ1週間分くらいの使用済みトイレットペーパーが散乱していますが笑
まあ登山なんてそんなもんです。
突如きた頭痛
5日目の午後です。
登頂を終えて、3時間かけてバラフキャンプまで戻った後です。
その時点で、9時間の移動を終えているので身体はヘロヘロなのですが、1時間半だけ休んでまた次のキャンプ地まで、下りていかなくてはならないのです。
軽くご飯食べて、20分くらい仮眠をとって、辛いけど立ち上がって下山を始めます。
約5時間近くの道のりですが、3時間くらい経過した時に、突然頭痛に見舞われました。
標高は3500mくらいだし、高山病ではないし、何かなって思ってましたが、感覚的には寝不足と疲れからくる頭痛でした。
マークにそのことを伝えると、同じことを言われ、キャンプまで頑張ろうということになりました。というか他に選択肢がない。笑
下山は肉体的にきついし、段差があると頭に振動がくるし、しまいには雨が降り出したので本当に辛い2時間でした。
吐きそうにもなりました。それでも一歩ずつゆっくりだけど必死に下りました。
マークは僕が頭痛いのを理解してくれていたので、ゆっくり下りてはくれるのですが、鼻歌を歌ってました笑
もうさすがです笑
キレる力もないので必死に下りていきます。
そして、なんとかなんとかキャンプ地につきマークにホットティーを出してもらい体を暖かくして寝袋に突っ込みました。
約3時間ほど寝ました。
そしたら、なんと完全復活!
やはり寝不足と疲れからくる頭痛でした。
ほんとにここが一番辛かったかも、と思っているほどです。
行った高山病対策
高山病にはビビってたので、しっかり対策を行いました。
まず日本で処方してもらったダイアモックスという高山病予防の薬を毎朝晩飲むこと
朝起きたら瞑想とストレッチ
気づいた時に深呼吸と腹式呼吸
この辺りを行いました。
おかげさまで高山病の症状は皆無でした。
肌には自信があったのですが、日焼け対策を全くしておらず、鼻先を少し、唇は下山してからもしばらく痛いという状態になってしまいました。
僕は、毎年真っ黒になるのですが、唇は流石に負けました。
まとめ
以上が、おまけ編でした。
書きたいこと全部書きました!
満足です笑
キリマンジャロシリーズはこれで終わりです。
これらの記事がいつか誰かの役に立ったり、少しでもクスッと笑ってもらえたりしたのであれば僕は満足です。
ちなみにマークとの関係はまだ続くので次の記事も読んでみてください!
読んでいただきありがとうございました。
そして、キリマンジャロ登頂お疲れ自分!
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