バラナシの火葬場でマフィア詐欺師からタダでガイドしてもらった話【インド】

インド🇮🇳

こんにちはHirotoです。

インドも、いろいろ訪れてようやく最後の街バラナシへ到着しました。

今回は、自分の経験から火葬場でマフィア詐欺師からタダでガイドしてもらった話について書いていこうと思います。

バラナシとは

バラナシは、ヒンドゥー教の聖地と言われている宗教都市です。バラナシにはガンジス川沿いに位置し、目の前でガンジス川と地元民の生活を見ることができます。洗濯をしたり、沐浴をしたり、夕日を眺めたりと人々に生活に欠かせないものとなっております。国内外からも旅行者が多く訪れています。

そんなガンジス川では毎日、死体が運ばれ、薪に火をつけて焼かれ、灰はガンジス川に流すという、宗教都市ならではのことが行われています。

さらに、バラナシには、観光客を騙してお金を盗る詐欺師が多く存在しているのも有名な話です。今までに多くの日本人が騙されて数万から数十万の買い物をさせられたという体験談を多くみました。

もちろん手口を知って十分に気をつけていれば大丈夫なので、今後行く方々はよく調べてもらえたらと思います。

有名な火葬場 マニカルニカー・ガートでの話

ガンジス川沿いには、大きいものから小さいものまで数多くの火葬場がありますが、その中でも一番大きいと言われているのが、マニカルニカー・ガートです。

実際に火葬場の近くまで行って見ることができます。

ただ、マニカルニカー・ガート付近は、マフィアのラプカの溜まり場らしいので気をつけなければです。(僕は後から調べて知りました、、、)

大きな通りから、警察が立っている門?のようなところをから細い路地に入って7分ほど歩くと入り口に到着します。

ただ、火葬場の真横に行くためには観光客のインド人はみんな入口を抜けているのに、自分は日本人観光客だから目立つので、入り口に溜まっているマフィア詐欺師たちから、
「ここから先は家族だけだ!」

「家族をリスペクトしろ」と、だいぶ高圧的に言われます。

基本、今まで路上で話しかけられた詐欺師は、うまくあしらえていたのでさらっと行けるかなとも思いましたが、数人に大声で言われるし、場所も場所なので流石にやめました。


「しかし、横にある階段を登ってそこからならみてもいい、見るだけでお金はいらない」、と言うので、

仕方なく、横の階段を上がり、上から見ることにしました。

衝撃でした。

本当に布に覆われた死体が焼かれています。この死生観については言葉にはしないで心の中に留めておきます。

そして案の定、上に上がると一人の詐欺師が付いてきます。僕は、見るだけ、お金はいらないでしょ?とそいつにちゃんと確認してから上に来たので、後から請求されるパターンかなあと思いました。

上から、火葬場を見ていると、ずっと付いてきている詐欺師が英語で勝手にガイドしています。

「一人でみるよ」と伝えても勝手にガイドしています。

僕は英語を話せないし理解できるわけではないですが、今までの旅行でなんとなく英語でやってきたので、さりげなくこのガイドもなんとなく理解できます。

でも絶対に頷きませんでした。1回も頷かなかったことは自信を持って言えます。

なんなら、「Sorry…I can’t understand English. I can’t speak English」と、逐一伝えました。

それでもひたすら英語でガイドしてきます。

僕は火葬場見ながらなんとなく聞いて少し理解することはできました。

10分くらい頷きもせずに聞いてたら、ついに詐欺師が「俺と一緒なら、火葬場の横まで行けるよ」と言ってきました。

ん?家族じゃないのに行けるのか?とこの時点で怪しさマックスです。

でも僕は、「行かないよ。僕は家族じゃないし彼らをリスペクトしているからね」と伝えました。

これには詐欺師も、「お、おう、、ありがとう、、、」的な感じになりました。少し気まずかったです。

上からでも十分満足できたので、黙って降りて、帰りの細道に歩いて行きました。

そしたら、詐欺師がついてくるではありませんか。で、声も大きくなって、なんて言っているはわかりませんが、少し怒り気味で、お金を要求してきます。officeという単語は聞き取れたので、払わないならofficeへ行くぞとのことだったのでしょう。

黙って、とにかく無視して歩き続けます。300mくらい歩いてもまだ何か言いながら付いてきます。

流石にしつこすぎたので、言ってしまいました。

「お前まじしつこすぎるな!俺は見るだけって言ったし、勝手にガイドしてたのそっちだろ!英語なんてよくわかんねえよ!!」

日本語だったので自信をもって強くいうことができました。

これには、詐欺師もびっくりしたのか、、「お、お、、、おお、、、」みたいな感じになって止まってしまいました。

僕は、そのまま歩き続けました。ドキドキしながら早歩きで。

そして、やっと大通りまで出て、人の多いところに行くことができました。

走って怒って追いかけて来ないか心配で何回かチラッと振り返りはしましたが、何もなくてよかったです。

まとめ

以上が、火葬場でマフィア詐欺師にタダでガイドしてもらった話でした。

まあ結果的にそうなったという話です。

正直、バラナシでは日本人がインド人と揉めて殺されたという記事も読んだことがあるので、あまりこういうことはない方がいいと思います。警察もマフィアと癒着があるので事件があってもまともに調べないだとか、、、

僕は、もう少し気をつけておくべきだったなとすごく反省しています。

ただ、日本語で怒ると自信を持って言えるし、少し相手が怯むと知ることができたのでよかったです。

なんて言っているかわからないけど、怒っているというのを伝えるのはとても大事なことだと思いました。

みなさんも気をつけて、安全第一で観光してください。

読んでいただきありがとうございました。


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